皆さんの中には、アジアやアメリカの有名なカジノに行ってギャンブルを楽しむのが趣味、なんていう人もいるのではないでしょうか?または近い将来海外のカジノに行ってみたいと思っている人もいるでしょう。そんな方は、カジノが交通機関に与える影響について、ちょっと知っておく必要があります。
カジノでは車と公共交通機関、どちらが便利?
カジノにレンタカーなど車で行くとなると、車をどこに停めるかが大問題になることが多いのです。さらに、ほとんどのカジノが1カ所に密集している地域なら、駐車場問題は頭痛の種となるのです。マカオ・ラスベガス・アトランティックシティといったカジノが盛んな都市では、1カ所に集中して営業している場合がほとんどです。
当たり前のことですが、車の代わりに公共交通機関を利用すると、駐車場代も不要ですし結局は安くすみます。カジノのホテル間の移動なども、歩いた方が駐車場を出入りする必要がなく便利なことが多いでしょう。
カジノ周辺の交通量
カジノの場合は実際の所、特定の時間帯に激込みするなどということはありません。カジノ密集地の場合、娯楽を求める人々で常時混雑しているのです。カジノでコンサートやトーナメント戦が開催される場合、その会場には常に人が集まってきます。ギャンブルをしたくなると、人々は昼夜を問わずカジノにやって来るのです。したがってカジノの場合、特に混雑する時間帯というのはないようです。カジノは24時間年中無休で営業しているからです。カジノ周辺の交通量について、公共交通機関に携わるエンジニアたちが予測を立てるのは不可能です。
新型コロナウイルスで大きな打撃を受けたマカオ
マカオでは、新型コロナウイルスの影響でカジノ旅行客が激減し、2020年春に香港とマカオを結ぶ公共交通機関がすべて停止してしまいました。それによってマカオのカジノ産業は更に大きな影響を受けることとなりました。公共交通機関がいかにカジノ産業に大きな影響を与えているかが浮き彫りになりました。
ラスベガスのカジノを取り巻く交通状況
ラスベガスでは、100を超えるカジノが営業しています。カジノの多くがラスベガス・ストリップにあります。繁華街にも、ギャンブルを楽しめるカジノが数カ所あります。ラスベガスにはカジノ密集地域があるため、自動車通勤となると面倒です。さらに、ラスベガスではカジノ密集地域の公共交通システムの改善に向けて取り組んでいます。自転車道を増やし路面電車を誘致して、ラスベガス・ストリップの交通渋滞を解消する計画が進んでいます。
アトランティックシティのカジノ周辺の交通状況
アトランティックシティでは旅行者のために独自の交通手段を用意しています。アトランティックシティのカジノの数は、ラスベガスと比べると少ないです。アトランティックシティにはカジノが9カ所しかなく、これはラスベガスの10分の1にも満たない数です。カジノの数が圧倒的に少ないにも関わらず、毎年2500万人もの観光客がやってくるのです。このように観光客が多いのは、アトランティックシティでは移動しやすいよう公共交通機関が整備されているからなのです。